ジムニーシエラよりジムニーの人気が高い理由

軽自動車のジムニーには兄貴分としてジムニーシエラというモデルがあります。

 

これは660ccエンジンを搭載し、軽自動車規格に合わせたボディサイズを持つジムニーに対して、1300ccのエンジン搭載した軽自動車であるジムニーの排気量アップ版といったものです。

 

排気量が660ccを超えたということは既に軽自動車ではないということで、エンジンの排気量が大きくなっただけではなく、ボディ寸法もある意味で制限のない登録車ということで、大型化されています。

 

しかし、基本的に部分は軽自動車にジムニーと全く同じで、フレームからボディ、内装、サスペンション構造、4WD構造がほぼ全く同じといった形で作られているのです。

 

ボディだけを見てもボディパネルの形状やつくりは全く同じで、登録車になったことによって半ば無理やりボディサイズを軽自動車枠からはみ出させたように、オーバーフェンダーだけで全幅を増し、前後のバンパー突き出させた形で全長を長くしているだけといった形をとっています。

 

極端なことを言えば、ボディに関してジムニーシエラ用の前後バンパーとフェンダーパネルを購入して軽自動車のジムニーに取り付けるだけで見た目だけはジムニーからジムニーシエラに大変身することができるということになります。

 

車全体の設計が軽自動車のために作られているので、ジムニーでは抜群のバランスを持って作られています。

 

しかし、ジムニーよりパワーのある1300ccエンジンを搭載したり、重量が増したことによって、そのバランスが崩れ、動力性能だけは良くなりますが、オフロード走行性能に関しては車体が若干負け気味となっています。

 

クロスカントリー競技のような状況を走破するにはむしろパワーの無い軽自動車のジムニーの方が楽に走ることができるぐらいです。これでは人気は上がりません。

 

無理やり作られた感や事実上の性能の低下、そして何よりも軽自動車から登録車になったわけですから、軽自動車税ではなく自動車税になり、年間の納税額が高くなってしまうので、ジムニーシエラを買う人はかなり限定されてしまうことでしょう。